『質問されてもなかなか答えが出ない時は?』

「あなたは誰ですか?」

アイビーマッピングのワークで使う質問です。

以前、アイビーマッピングの100人チャレンジをした時にこの質問になかなか答えられない話し手さんがいました。

男女問わず、目的のない質問には答えられない方がいるんだな。ちょっとアイビーマッピングをするのが難しいかな。と思ってしまいました。

もちろん、アイビーマッピングをさせてもらうように説明しましたし、了解も取っていましたのですが。

問題解決になるような質問には答えられるのですが、いくつかの質問にイメージがわかないと言われてしまったのです。

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秋の深まりを感じると思い出すマッピングの経験

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秋になると読書の秋、食欲の秋、芸術の秋、とよく目にします。

芸術の秋と聞いて思い出したのが、何度がアイビーマッピングをさせてもらったけれどなかなか質問に答えてもらえず、いつも途中で終わってしまうようなKさんの事です。

その当時、その方は50代後半の男性でした。どんなテーマのマッピングをしてもなかなか話が進みませんでした。

あるとき、ふと思い立ちカラーセラピーを合わせてみました。好きな色のボトルを選んでもらい選んだ色の組み合わせで、思い浮かぶ曲について話してもらったのです。

なぜ、ここで「思い浮かぶ曲」だったのか。それは、Kさんはクラシック音楽のの仕事をしていたからでした。

その時選んだのが、
ベートーベン作曲 交響曲第6番 ヘ長調 作品68『田園』でした。

クラシック音楽の事ならなんでも話せる。なぜ、この曲だと思ったのか?ベートーベンの田園はどんな曲なのか?

どうして今この曲だと思えるボトル(色)を選んだと思うのか?

今までは、何を聞いても、特に感情については「わからない」と話していたKさんもこの時はこの田園という曲だけでなくなぜこの曲だったのか。感情部分を含め色々と話してくれました。
言葉が次々と出てくるようでした。

田園という曲の解説もさることながらその曲に込められたベートーベンの想いとKさん自身の想いを聞いた時には鳥肌が立ちました。

そして自然となぜ感情を素直に言葉に出来なかったのかについても少しずつですが話しをされました。

仕事として音楽をしていた方でしたが、音楽にしっかりと向き合っている事がわかりましたし、音楽の事であれば素直に言葉に出来るという姿を見たのは私にとってとても興味深い出来事でした。

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質問になかなか答えてもらえないと感じたら

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アイビーマッピングは他のセラピーともとても相性が良いと思います。今でもカラーセラピーとアイビーマッピングを合わせて使っています。

また、話し手さんの興味のある話題からマッピングをすればスムーズに話しを聴くことができるかもしれません。