【思い込み】思い込みに気づいたら

心理学用語集とは

アイビーマッピングの中でよく使われる用語をアイビーマッピングの体験談を交えて解説します。

今回の用語のポイント

思い込みに気づいたら  By あっきー

アイビーマッピング・マスターのあっきーです。

先日タクシーに乗ったら、いかつい顔の運転手さんでした。
なんだか怖そうだな・・・怒らせないようにしようと、緊張しながら乗っていたんです。

ある程度進んだとき、運転手さんが外を見ながら、
「この家、いつも花がきれいに咲いてるんだよね。よく手入れしている。」
と、優しそうに話されました。

それを聞いとき、
「え?この運転手さん、花の美しさに目がいくステキな人なんだ」
と思って、
いかつい人=怖い人と思い込んでいた自分が恥ずかしくなりました。

自分でつくりあげた思い込みに縛られて、相手を素直に見ることが出来なかったり、
行動できなかったり・・・

ちょっとやっかいな「思い込み」。
今回は「思い込み」について、見ていきたいと思います。

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思い込みとは?

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思い込みとは、簡単に言うと、
自分が持っている先入観や偏見、過去の経験や情報などをもとに、
あることを信じることを指します。

人によって、思い込みはさまざま。

それは、
子どもの頃からそう聞いていた
自分の信頼している人が言っていた
過去の経験から実感した
本に書いてあった
テレビで偉い人が話していた・・・

などなど、その人によってキッカケが異なるからです。

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思い込むのは悪いことなの?

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「思い込みが激しい」という言葉がありますが、ただ「思い込むこと自体」は、悪い事ではないのです。

毎日いろいろな情報や出来事に向き合っている私たちにとって、それらを素早く処理や判断したりするために、思い込みが必要なときは多々あります。

しかし、処理や判断するために、その思い込みのチョイスが合っているかどうかはポイントです。

チョイスが間違っていると、誤った情報を伝える、判断がおかしくなってしまうことがあるでしょうし、自分の考えや先入観に固執し、人の話が聞けなくなることもあります。

「●●しなきゃダメじゃない」「昔から決まってるの」などと周りの人に押し付けたり、傷つけてたりしてしまうことがあるのは、悲しいことですね。

それは自分に対してもそう。

ちょっとミスを注意されただけで、「あの人に嫌われてる」とか、「私ってやっぱりダメなんだ」と落ち込んでしまうとか。

それって、あなたを幸せにする「思い込み」でしょうか?

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マッピングで思い込みに気づく

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まずは思い込みに気づくことから始めてみませんか。
アイビーマッピングって、思い込みに気づくのにとても役立つんです。

特にマッピング後のシートの見直し!
これが大事です。

セルフマッピングでも誰かにマッピングした後でもいいので、シートを見直してください。

まず、よく使う言葉の確認から始めます。
例えば「~しなくちゃいけない」「~はダメ」という語尾や、「どうせ…」などありませんか?
その他にも同じ言葉が複数出てきたら、それが思い込みの発見につながるかもしれません。

もし「これが思い込みかも?」と見つけたら、
「いつからそう思うようになったか」「それは誰の影響か」などキッカケをマッピングして
みましょう。

そして、その思い込みの事実は本当なのか、確認してみてください。

たとえば、「そのようなことを周りに言われたことはあるか」
セルフマッピングだったら「それって本当かな?」と自分に問いかけてみましょう。

繰り返しになりますが、思い込み自体が悪いわけではありません。

使いようによっては、自分や周りを幸せにし、成長させるものでもあります。

もし自分の思い込みが自分の進みたい方向とズレると気づいた時がチャンス。
本来の方向への軌道修正にチャレンジしてみると、新しい自分が発見できるかもしれませんね♪