今回の用語のポイント

おはようございます。
吉田葵です。

企業が新入社員を採用するときに
一番重視している能力って
何だと思います？

2018年　一般社団法人 日本経済団体連合会調べによると

1位：コミュニケーション能力（82.4％）
2位：主体性（64.3％）
3位：チャレンジ精神（48.9％）
4位：協調性（47.0％）
5位：誠実性（43.4％）

ダントツで
「コミュニケーション能力」なんです。

ここ20年以上ずっと一位！

そんな大切なコミュニケーション能力ですが

500名の男女に
「あなたはコミュニケーション能力があると思いますか？」
と聞いたWebアンケートによると

コミュ力があると答えた人　　27%
コミュ力ないと答えた人　　　73%

つまり
7割以上の人が
「自分はコミュ力がないと思っている」
ということ。

もしかしてあなたも
そう思ってます？

ということで今日は

私コミュ力がないわーと思っている方には

そっか、なるほどーー！と
勇気が湧いてくる内容になっております。

ですので
コミュ力ありまーすっていう方は
読まなくてもいいかもです。

本当は読んでほしいけど笑

コミュニケーションなしでも生きていける？！

たぶん
私が就職したバブルの頃には
（歳バレるけど）

コミュニケーション能力が大事！　なんて
わざわざ言われることもなく

いつからそんなことを
言われるようになったのか
詳しいことは分かりませんが

それだけ
企業が重視していて

なおかつ

社会全体としても
コミュ力とか
コミュ障なんていう言葉ができるぐらい

コミュニケーション
という言葉に注目が集まるようになった背景には

逆に人と話さなくても生きていける
社会になったからではないかと。

買い物に行けばセルフレジ

電車に乗る時はピッで終わり

高速道路もETC

あらゆるものが
インターネットで買えるようになり

これまでは当たり前だった
挨拶することや
お礼をいうことや
人に聞くこと
お願いすること
などの頻度が極端に少なくなり

究極は
誰とも喋らなくても
生きていけるようになった

そんな中
コミュニケーションの手段として
最も日本人に受け入れられているのが

電話じゃなくて
メールでもなくて
LINEの短いフレーズでのやり取り

このまま行くとちょっとヤバいんじゃない？
っていう危機感が

コミュニケーションという言葉を
クローズアップさせたのではないかと
個人的には思っております。

コミュ力がないとしてもあなたのせいではない

それだけ社会全体が重視している
コミュニケーション能力

採用の時に
企業が一番重視しているにも関わらず

学校では
そういう授業ないんですよね

もちろん

大学に入って
専門的に学ぶということはあると思いますが

一般的には
学ぶ機会はあまりありません

だから
大人になって
社会に入って
初めて気づく

私コミュ力ないやん……
って。

でも大丈夫！

もし今あなたが
ご自身のことを

コミュニケーション能力があまりない
と感じているなら

それ普通のことです。

なぜなら
教えてもらってないのですから！！

かくいう私も
アイビーマッピングに出会うまでは

自分の言葉で話す
ということがびっくりするぐらい
できませんでしたし

それ以前に

「人の話を聞く」ということが
どういうことなのかも理解していませんでしたし

質問なんて
ほぼできませんでした。

だから
私コミュ力がないわー
と思っている方には

アイビーマッピングを学んでほしいなと思います。

コミュニケーションに必要なスキル

共感
傾聴
質問
考察
俯瞰
自己開示

の6つの力が
簡単に楽しく身について

気がついたら
私コミュ力あるわー
って思えるようになってますから。

わかりあえないという前提

最後に

平田オリザさんの
「わかりあえないことから～コミュニケーション能力とは何か？～」
の本の前書きにこんなことが書かれています。

「日本のコミュニケーション教育は
あるいは従来の国語教育でも

多くの場合、それは
わかりあうことに重点が置かれてきたように思う。
私はその点に強い疑問を持っている。

分かり合えないところから出発するコミュニケーション
というものを考えてみたい。

そして
その分かり合えない中で
少しでも共有できる部分を見つけた時の喜びについても語ってみたい」

私たちは
わかってくれるはず
わかっているはず
わかるはず

って勝手に思ってしまうから

わかってもらえなかった時に
イライラしたり腹が立ったりするけれど

「そもそも人はお互いにわかりあえない」
というところからスタートすれば

わかりあえないからこそ
相手のことを少しでもわかりたいと思うし
自分のことをわかってもらいたいと思う

そうすれば
今より少しでもわかりあえた時に
大きな喜びを感じることができるんじゃないか？

もしかしたらそれが本当の
コミュニケーションなのかもしれない

と思ったりする今日この頃。

最後までお読みいただきありがとうございました。