【ペーシング】会話は相づちが9割

心理学用語集とは

アイビーマッピングの中でよく使われる用語をアイビーマッピングの体験談を交えて解説します。

今回の用語のポイント

会話は相づちが9割 by のださちよ

アイビーマッピングマスターの
のださちよです

話をしていて
「感じの良い人だな」って
思う時は
いろんな要素がありますが

「感じ悪い」と思うのは
一瞬で出来るってご存知ですか?

一瞬で印象力ダウン!?

「今日ね、こんな事があったの!」
と、嬉しい事があって
アナタが話した時

「ふーーん」ってスマホを見たまま
返事をされたらどうですか?

何かちょっとショックな事があって
「実はね・・」と話したとき

大笑いをして
「えええーウケるー」と
いわれたらどうですか?

一瞬で
「この人と話をしたくないな」
って思いませんか?

仮にちゃんと話を
聞いていたとしても

相づち1つで、印象は
変わってしまうんです

どうしてこんな事がおきるのか?

それは
人って会話の「ペース」を
合わせる事で
安心感や信頼感を
感じるからなんです

何を話すかよりも大事?!

では会話のペースって
一体どんな事でしょう?

それは、
相づちの仕方以外にも、
話すスピードや
相手の会話のぬくもり
呼吸のリズム
身振り手振りなどなど

言葉を用いる会話ではなく
「非言語」の部分の事です

この非言語の部分を
相手と合わせる事で

話を聞いてもらっている安心感や
自分を尊重してもらえる
気持ちを感じる事ができ
信頼関係を築くことができます

これを心理学用語では
「ペーシング」といいます

ちなみに、
会話の内容(言語の部分)と

非言語の部分

どちらがかみ合っていない方が
「ずれている」と
認識するかご存知ですか?

言語がかみ合ってない場合、

「昨日、映画を見てきたんだけどー」
「えー昨日私は温泉行ってきたー」

こんな会話、ありますよね

でも、お互いが楽しそうに
同じようなテンションで話してたら
それはそれで盛り上がったりも
ありますが

「昨日私、映画を見てきたんだけどー」
とテンション高めに話した時に

「・・・」と全く返事がなかったら
どうでしょう?

実は、言語1 : 非言語9の割合で
人って、話している内容より

今、話をしている「ペース」が
合っているかの方が
信頼できるという感情に
影響するといわれています

コミュニケーション力がある人
というと、
つい、おしゃべりが上手い人を
イメージしがちですが、

会話が苦手でも
この非言語の部分のペーシングを
意識するだけでも

「話しやすい人だな」
「信頼出来る人だな」という印象を
与えることは出来る訳です

無意識の〇〇に気を付けて!

私達は、普段から、
無意識にペーシングをしています

相手が嬉しそうなら
ついコチラも笑顔になったり

何か悲しそうな時は
声のトーンを合わせたりとか
やっています

なんですが!

その反面こんな
無意識のクセももっています

一番は相づち

私は沢山の方の話し方を
聞いてきましたが、
「相づちのクセ」ってあるんです

話を促す
素敵な相づちのもありますが

これは気を付けたほうがいい
という、特徴的なものは2つ

「うんうんうんうん」とか
「はいはいはいはい」とか

話終わるかどうかの
タイミングで
畳みかけるように言う人

もう一つは
「へぇー」とか「はぁ・・」とか
若干、気のない返事に聞こえてしまう人

これはどちらも
相手にちょっとした不快感を
感じさせてしまいかねません

相づち以外に気をつけたいのは
表情ですね

百面相をする必要はないですが
表情があまり動かない人は
感情が伝わりにくいですから

オンラインミーティングなどをしていて
和気あいあいとしている中

この人怒ってるの?みたいな
表情で参加していると

それだけで、印象が下がるし
信頼関係が築きにくいでしょう

でもこういう癖って
自分では気づきにくいものですね
なかなか人も指摘してくれませんし

今は、オンラインの時代で
録画することもでき
自分の話し方や表情を
振り返る機会は溢れていますから

ぜひ一度
チェックしてみてくださいね

ちなみに私は
無意識だと、相づちが
「ふてこい(ふてぶてしい)タイプ」

自分としては話を理解しようと
考えて聞いているんですが

そんな時の相づちが
客観的に聴くと
「ふてこい」時があります

これは、ちょいちょい
自分の声の録音を聞いたりして
トーンを調整したり
という事も、コツコツやってます

だって、相づちが9割ですからねw

「信頼」が大切なお仕事を
していますから
ペーシング力アップに
日々励んでいるわけです