【スケーリング】一番とビリの間

心理学用語集とは

アイビーマッピングの中でよく使われる用語をアイビーマッピングの体験談を交えて解説します。

今回の用語のポイント

一番とビリの間 By かおりん

人見知りのまま保険営業29年のかおりんです。

今日は「スケーリング」について書いていきます。

スケーリングとは

スケーリングとは「ものさしで測る」という意味。
現在の状態を想像上のものさしで測り、現状認識する方法です。

この記事を読んだあと、あなたが前に進む勇気が湧いてきたらとっても嬉しいです。

自分にかけた呪い

「一番以外はビリと同じ」

これは子どもの時に父によく言われた言葉でした。

おそらく悪意はなく、戦中生まれの頑固親父特有の「頑張れ!」の表現だったのかもしれません。

だけど子どもの私は父の言葉に傷つき、できない自分を責め、自分に強力な「呪い」をかけてしまいました。

親に認めて欲しい気持ちで努力しても、運動系は元より勉強系でも一番にはなれませんでした。

「私は認めてもらえない」

私は反発しつつも、自分自身に強い「呪い」をかけていってしまったのだと思います。

その結果、仕事でも何でも、どんなに頑張って成果を出しても、

「できてない私」

「スゴいねー」なんてほめられても受け取れない。

「こんなの当たり前、誰でもできるし普通のこと」

自分に対してもこんな態度ですから、
無意識に他人にもそんな評価をしていたのかもしれません。
すごく傲慢。
恥ずかしい!

「ものさし」で測ってみよう

真っ白と真っ黒の間にいろいろなグレーがあるように、
一番とビリの間にはいくつも順位が存在します。順位づけって実は相対的なもの。

自分のゴールに向かって、今どのあたりにいるかを認識することが大切です。

その時、「スケーリング」を使った質問が役立ちます。

「いまの自分は10点中何点?」

そんな風に自分にたずねてみましょう。
世間的にどうとかではなく、自分の「ものさし」でいいんです。

7点?5点?2点?

まずは、ここまで頑張った自分を褒めてあげましょう。
たとえ2点でも自分を責めないでね。
白と黒の間、どのグレーにいてもいいんです。

そして、まだまだだなーと思ったらどうしますか?
どうしたいですか?

すぐに10点にできればいいけど、2点から10点へはかなり大変!
自分のできなさ加減にへこんじゃうかもしれません。

じゃあ小さく刻んだら?
あと1点上げるにはどんなことができるかな?って。

2点から3点へ。これならできそう。
自分がやってきたことを自分が認めてあげましょう!

「ものさし」はみんな違う

そして、大事なのはこの「ものさし」は人それぞれ違うってこと。

あなたができることは当たり前なんかじゃない!
みんなそれぞれの「ものさし」で頑張っているんです。

「こんなの普通、当たり前」
「なんで出来ないの?」

そう思うのは、自分の「ものさし」でしか見てない時かもしれません。

今、自分はゴールに向かってどの辺かな?
どんな「ものさし」を持っているのかな?

そう思った方は、アイビーマッピングをぜひ体験してみてください。

あなたの頑張りが1枚の紙の上に可視化されて、また前に進むヒントが見つかるでしょう。