今回の用語のポイント

アイビーマッピングマスター
月よみ心理セラピスト陽菜ヒロミです。

我が家の冷蔵庫に、小さなホワイトボードが吊られています。
家族それぞれが、予定や必要なことをメモする場所です。
情報が共有された、つまり「見える化」する習慣が出来たお陰で
家庭内の無駄なトラブルが大幅に減りました。

今日は家庭や職場での平穏なコミュニケーションに役立つ
「見える化」について考えてみますね。

見える化が必要だったわけ

言った、言ってない、聞いた、聞いてない、から始まり、
だんだんオーバーヒートして
「そもそもお前はあの時も」と言い始める夫。

細かいことまで覚えていて、話も長い。
その上、事実が大幅に捻じ曲げられて
記憶されていることが多々あるのですから始末に追えません。
今それ関係ないやん、ですわ、まったく。

これだけ書き並べると、ひどい夫の悪口ですね。
ですが、わたしの記憶も絶対か、
と問われれば自信がなくなります。

記憶って、自分に都合のいいように書き換えられます。
脳の使い方のクセによるものですね。

捻じ曲がったまま、双方の主張を続けても
不毛なことは明白。

そこで必要な情報を
「見える化」することに努めたのでした。

見える化したから見えてきたもの

伝えたいことを「見える化」することで、
我が家はどうなったでしょう。

まず、言ったでしょ、聞いてないわ、がなくなりました。

みんなの予定や変更もスムーズに伝わるので、
家事の段取りが良くなりました。

余計なストレスが減り、
対話が出来るようになりました。

さらに今どういう行動をして欲しいかも
伝えられるようになり、
協力を得やすくなりました。

つまり、言葉を見える化するとは
必要な結果を得るためのアウトプットだったのです。

自分の言葉で素直に相手に伝えることで
自分の考えや気持ちをより深く理解してもらうための
コミュニケーションのスキルとも言えるでしょう。

感情や思考、気持ちといったものは、外からは見えません。
見えないものを理解しようとする時、
どうしたって自分の解釈が入ります。

その解釈は、ひとりとして同じものはないでしょう。
持って生まれた性質や経験が違いますし、
それが個性というものです。

ですから、解釈は違って当然なのです。

それをわからずして、
理解してくれるはずとか、普通そうでしょ、といった
相手任せの期待は、結局裏切られることになると、
心理学でも言われています。
伝わらないって悲しいですよね。

見える化の大きなメリットとは

言葉を見える化する習慣のもう一つのメリットは
自分自身の理解が進み、ひいては自己受容が進むことです。

事実と自己イメージにギャップが大きいと、
自分はだめな人間だと否定したり、
自己嫌悪から逃れられないことが起こりがちです。

でも本当にそうなのでしょうか。

事実と自己イメージを分けて書き出してみると
自分が過剰に反応してイメージを膨らませてしまっただけ、
ということも見えてくるかもしれません。

人は問いかけられると、答えを探そうとするものです。

紙とペンのみで、どこでも「見える化」できるのが
アイビーマッピングです。

気楽に取り組んでみませんか。
まずは自分の前にA4程度の紙を置く。
ここから始められればO Kです。

次第に何か湧き出るものを書き留められたら
そこから自己発見や相手の気持ちの理解が
進むようになるかもしれません。

言葉の「見える化」とは
自分を理解し、相手に伝わるという
必要な結果を得るためのアウトプットです。

意識して磨いていきたいものですね。

書き出すアイビーマッピング瞑想会を
オンラインで開催しています。
陽菜ヒロミのご案内はこちらからご覧ください。
https://ib-mapping.naturalhealing-school.org/archives/master/hinahiromi

今日もどうぞいい1日をお過ごしくださいね。