色の持つ力

私が色が面白いと思ったきっかけは、薬局で仕事をしていて薬の色(カプセルや錠剤)や薬のシートの色を気に留めたとき。

薬剤師として仕事を始めた時は、まず薬の名前と薬効、錠剤の色や形や刻印 シートの色などを覚えなければなりませんでした。

しばらくすると、薬の効果と錠剤、カプセルの色やシートの色に共通したものがある事に気がつきました。
例えば、
睡眠薬の多くは紫色。
心臓の薬は赤や緑
胃腸や便秘薬は黄色
呼吸器の薬は青 など
日本のメーカー、外国のメーカーどちらが発売したのかは関係なく同じような色がついている事が多かったです。

しかし、現在は着色料の問題と錠剤やカプセルに名前が印刷出来る技術が発達したのでほとんどの錠剤は白になってしまっています。

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古代では色を治療に利用していた

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古代のエジプトやインド、中国、ギリシャでは、色が発するメッセージを本能的に感じ取り、治療に役立てていたそうです。例えば、古代中国では、猩紅熱の患者には、赤い服を着せて、赤の光線を注ぎ、腸が病む人は、体に黄色の塗料を塗り、黄色のカーテンを通して黄色の光線を注いで治療をしていました。

ところが、科学や医学が発達するにつれ、そうした古代からの治療は呪術的だとか、医学的根拠に乏しいといった理由で、次第に疎んじられました。1)

しかし、近代になっての実験でも青い部屋に入ると血圧が下がり、赤い部屋に入ると血圧が上がるという結果が出たりしています。

色が身体や心に影響を及ぼすのであれば、色を使って心と身体を元気にする事ができるのではないかと考えられます。

実際にカラーセラピーを兼ねて好きな色や気になる色からアイビーマッピングを行ってみました。色から連想される言葉から色々話を聞いて最後にまとめます。そのまとめが色が持つ意味合いと合致したのは一度や二度ではありませんでした。アイビーマッピングは他のセラピーとも相性がとても良いと思います。

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アイビーマッピング スタディ講座

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アイビーマッピングのスタディ講座に色連想というテーマがあり、セルフマッピングの練習があります。

それに添付されている資料「色が象徴する潜在意識のヒント」を使って実際にアイビーマッピングをしてみましたが、とても深いマッピングになりました。ぜひ、チャンスがあれば、スタディ講座を受けてみてくださいね。

1)泉智子署 「色の暗号」より