『終わりも始まりもない円相としての命』

総合内科専門医で
アイビーマッピングマスター、
Holistic Life Designの谷口恵子と申します。

日常のホリスティックな視点の捉え方を
マッピングを通してお伝えしています。

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自然智の里、那谷寺 と 病を得た母の在り方

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ホリスティック・ライフデザインの提唱者として
活動をはじめた今年を振り返る2024年の晩秋。

紅葉の名所
石川県小松市の那谷寺(なたでら)を訪れました。

奇岩遊仙境という
岩肌と紅葉の織り成す風景は
自然智(じねんち)の里と称され、

「素朴な生き様を望む人が浄化され、生まれ変わる場所」

とのこと。

特別公開の書院では
静岡県の禅僧院の現役の住職(元サックス奏者)の
円相(一筆で円形を描いた図形)他の、
アート作品の展覧会も。

円は丸くて角がなく始まりも終わりもないことから

円相は、囚われのない心、
執着から解放された心を表します。

那谷寺と、病を得た母。

ホリスティック・ライフデザイン・マッピングです。

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ホリスティック・ライフデザインを生きる

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この春、
進行したすい臓がんと診断された母は、
死を覚悟し、徹底的な断捨離を始めました。

病は徐々に進行しています。
一人で自宅から出るのも困難になっていましたが、

いつごろからか活気が出てきました。

最近は食欲も出てきて、何とか買い物に行けるほど。

ただし無理が過ぎて、心不全が徐々に進行していると思われ、
母も感覚的に自分でも気づいています。

一方、今の母は、私の夫(内科医師)の気功治療が1番の楽しみ。
奇跡的に全く痛みがなく鎮痛剤も必要ないのです。

ひょっとして病気の、人生の受容とともに
自然治癒力のスイッチが入ったのではないかとも感じます。
でも、期待せず何があっても淡々と。
私はただ伴走するのみです。

今の母は、驚くほどの断捨離空間で、
自分のペースで、体は不自由ながらも自由な心で、
何とかほぼ自立した生活を営んでいます。

整理した写真や観葉植物で部屋を彩り、
時に好きな料理をし、
いつも笑顔で感謝を述べてくれます。

母の「できるかぎり最期まで自宅で。」
という気持ちをひしひしと感じます。

どこまでできるかを楽しむような、
浄化の涙と笑顔での二人三脚の日々です。

ホリスティック・ライフデザインという生き方を提唱する今。

自分の人生を生ききろうとする
母のホリスティック・ライフデザインをサポートすることが

今、ここ、私の「ホリスティック・ライフデザインを生きる」
ことなのです。

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時は過(あやま)たない

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そして母は、深い潜在意識下で、
がんになってまで本当の愛を表現したかったのだと
気づきました。

娘のスピリット(魂)の成長をただ見守るという愛の表現、
母自身が自分の人生を尊ぶ愛の表現を求め、
今が表現するその時。

時は過たない。すべて完璧なのです。

母はこのタイミングで病を得て、
困難を乗り越え、
今の穏やかな境地に至ったように感じます。

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命のエネルギーの循環、終わりは始まり

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命とはエネルギーそのものです。

死とは肉体を脱ぐという終わりのエネルギーであるものの
始まりのエネルギーをも併せ持ちます。

生から死をいかにスムーズに移行できるか?

命のエネルギーの循環、終わりは始まり。
いいえ。終わりも始まりもない、円相なのです。

ホリスティック・ライフデザインとは日常の在り方、生き方ですが、
究極、豊かな死に思いを馳せながら豊かに生きることなのです。

那谷寺の奇岩遊仙境を見下ろす場所に記された言葉。

「ここは自然を通してその本源である宇宙を拝みながら、
私たちの心の奥にしまいこんでいる自然智を喜び、起こす空間です。」

ホリスティック・ライフデザイン元年、母との時間を慈しむ今、
自然の雄大なエネルギーに満ちた那谷寺を訪れた意味をかみしめています。

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今日の脳内ハッピーキーワードは

『ホリスティック・ライフデザインを生きる』

この言葉を意識して
今日一日をハッピーに過ごしましょう!

投稿者プロフィール

Keiko Taniguchi