病気はなぜ起こるのか…？その理由を潜在意識に求めて30年間、カウンセリングを行なってきたおのころ心平による、あなたの自覚症状からあなたの潜在欲求を探る心理学1DAYワークショップです。

無意識の発見をした精神分析学者フロイトは、無意識内に抑圧されたココロは、やがて

①睡眠中の「夢」
②錯誤行為
③神経症状

として現れると言いました。

①夢は、睡眠中の「レム睡眠」中に夢は見ると言われます。最近の研究では、人類にとってレム睡眠は、すごく特異性があるということが分かってきました。チンパンジー、ゴリラ、オランウータンは、人間よりも長く10～15時間くらい寝ていますが、レム睡眠の出現率は、たった9％程度と言われています。これに対して、人間は睡眠時間7～8時間のうち25％がレム睡眠です。
ここから推測できるのは、チンパンジー、ゴリラ、オランウータンなどと人類を決定的に分けるものは、レム睡眠にあるのではないかということです。
このレム睡眠時間を全部足して、夢の時間を計算した人がいます。
すると夢を見る時間は、人生のうち6年間に相当するのだそうです。

小学校にあがるまでの幼少期も6年間。この時期は、イマジネーション、想像力の中で子供が育っていくまさに夢の時代であり、潜在意識と顕在意識の風通しのよい時期ですが、大人になっても、まさに「夢」という6年間の時間が与えられているわけですね。

②フロイトが唱えた錯誤行為とは、言い間違い、書き間違い、行動の間違い、物忘れ、ミス、日常的にうっかりしてしまうことなど、意図したこととは違う行為をしてしまうことを指しています。これをフロイトは無意識の願望の表れだと言いました。
コミュニケーションにおいて生じるすれ違いなども、サブリミナルな錯誤行為と言えると僕は考えています。

③フロイトは、そもそも神経医だったので、神経症状は無意識の表れだと考えました。僕自身、30年間、潜在意識の表れとしての「病」を臨床的に研究してきましたが、実際、潜在意識の欲求が、顕在意識のブロックによって実現されないと、カラダの方に現象化しようとします。カラダは、顕在意識よりも、潜在意識の欲求に従うのです。