アイビーマッピングマスター
アランコーエン認定 親子専門ホリスティックライフコーチ
きくいり ゆきこです。

〝心〟〝身体〟〝魂〟をほときながら
悩みの根本をみつけ　豊かなマインドで
人生を愉しめるよう サポートしています。

数年前、お正月に親戚一同集まった時に
高３の甥っ子に
アイビーマッピングをしてみました。

大学受験を目の前にした
少し緊張気味のマッピング。

お題は
「いま、気になること」

聞いてみると
「もう、いっぱいあるよ」と
すでに鼻息が荒いです。

受験生。日々、たくさんの
葛藤や疑問や矛盾を抱えているんでしょうね。

まずは「勉強」と出たので
思い切って

「いったい何のために勉強するの？」
と聞いてみました。

すると、
いい大学に入るため？
それって就職のため？
金持ちになるため？
でも 人なんて、必ず死ぬじゃん。
何のために オレたち生きてるの？
生きる意味がわかんない。
人生って つまんないよね。
そもそも何で人間は誕生したんだ？
目的は何なんだ？
他の星の生物はどうしているんだ？

ど、どうした？汗
たたみかけるように、言葉がとまりません。

「そ、そっか、そんなことに興味があるんだ」

「そうだよ！
金星にも微生物がいるんだよ、すごくない！？
そういうの昔っからめっちゃ大好きだし、
天文学者とか研究者になりたいんだ」

「あとは、心理学とか哲学にも」
「調べたり、研究したり、
探求していくのって超面白いよね」

雪崩のように言葉が溢れてきます。

でも、近くにいた私の妹（甥っ子の母）が、
衛星のように ピクピク反応してきて
なんだか、バツがわるそう。

きっと、親や先生に
「そんなの無理」
などと言われているのでしょうか。

甥っ子は
段々と自己否定モードに。

「まぁ、そんなこと言ってもしょうがないけどね。
それじゃ食べていけないし。
好き勝手にやってるヤツとか、
真面目にやらないヤツとか見ると、
超ムカつくっていうか、
もっとちゃんとしないと ヤバイでしょ。
やっぱ男は、仕事と収入だから」

「そうなの？」

「やっぱ男は、仕事なんだよ
まず勝ち組にならないと」

「勝ち組って、どういうことを言うの？」

『勉強もスポーツもできて
プラス、自由に生きている！』

「そうか、そういう人を勝ち組と思ってるんだ」

「そう。でも俺には出来ない」

「え？なんで？」

「だって超優柔不断だし
ただのバカ真面目だし」

そうか。そんな風に
自分に言い聞かせてるんだ。

それで自由にふるまっている人達を見ると
ムカついてしまうのかな？と思い

「自由な人がムカつくのは、
自分が本当は望んでいる事を我慢しているのに
それを目の前でやられてるから？」

と聞いてみると

カチンッ
かたまりました。

「えーーーーっ！
えーっ、…そうなの？
　いやいや、俺あんな生き方したくないし。
空気も読まずに平気な奴とか、 マジ、信じられないんだけど』

「そうなんだ。なんか自由な人に憧れてる感じがしたから。
でも、〇〇くんも昔はね、結構思ったこと何でも言うし、
諦めが悪い超負けず嫌いで、結構わがままで好き勝手やってたよ（笑）」

(⌒-⌒; )

「た、確かに。おれそういう奴だったよね笑」

『いつ位から変わったの？』

「んーーーー。たぶん中２くらいから？
人の目とか、すごく気にするようになった。
でも人に合わせていく方がラクでしょ。
そう俺、マジ優柔不断なの。
コンビニでパン一個買うのにも、10分位悩む。
ヤバイよね（笑）』

・・・ふと、気が付けば、
母や親戚一同が見守る
公開マッピングになってきたので
ここで、一旦終わりに。

でも伯母として、最後にひと言。
「 さっきの その仕事では食べていけない っていう話しだけど、
逆に食べていけてる人も、たくさんいるよ。
そっちの人達に、意識を向けてみたことある？」

「えー。そんなのやった事ない」

「本屋さんに行けば、そういう本はいっぱいあるし
まずは、いろんな分野の大人に話しを
聞いてみたら？』
〇〇くんは、突き詰めて探究するのが、
とても好きそうだから、これを活かせる仕事を
見つけられたら人生全然楽しくなると思うよ。」

「なるほどね！でもまずは合格だ」

「でもこれ（マッピング）おもしろいね。
俺 すげーしゃべったわ。めっちゃスッキリした！」

と嬉しそうで何よりです。

その子のお母さんにも
簡単なマッピングの方法を伝えたので
ぜひ親子でやっていってほしいと思います。

多感な10代。
勉強以外に吐き出すことっていっぱいありますね。
マッピングをやってあげてよかったです。

お子さんと本音で向き合って話しあえるコツを
マッピングセッションでお伝えします。

受験生の親子さん、毎日お疲れさまです。

どうか綺麗な桜が咲きますように・・・！