【ダブルバインド】言ってることと、やっていることが違う!

心理学用語集とは

アイビーマッピングの中でよく使われる用語をアイビーマッピングの体験談を交えて解説します。

今回の用語のポイント

言ってることと、やっていることが違う! By まいまい

アイビーマッピングマスターでアロマセラピストのまいまいです。
「仕事は自己表現」をモットーに、セラピストさんの起業サポートもしています。

「ダブルバインド」という言葉をご存知でしょうか?

ダブル(Double)=2重、2倍など
バインド(Bind)=束ねる、より合わせる
すなわち
「二重拘束」という意味です。

2つの矛盾したメッセージを同時に送ることで
相手に心理的なストレスや、混乱させてしまうといった
コミュニケーションのことを指します。

今回は、私も「無意識に、日常でしちゃってるかも…」と思った
ダブルバインドについて、書きたいと思います。

ジャッジするって、どういうこと?!

ジャッジするって聴くと、あなたはどんなことを思いますか?
ジャッジとは、 判定を下すこと。 またその判定。

私は、アイビーマッピングを学ぶ前までは、みんな違ってみんないいとは思ってゐたけれど、ジャッジだらけの生き方をしてきました。

これはいい、これはアカン。
この人はいい、この人はアカン。
この自分はいい、この自分は、アカン。

それはそれは、しんどかった。
人にもジャッジするし、自分にもジャッジする。
人からもジャッジされてゐる氣になり、しんどくなるし、人にもめっちゃ、氣を使う。
「みんな違ってみんないい」って、心底から思えたら、どんなにいいだろうと思ってゐました。

ダブルバインドのこんな例

【パターン1】
親「今度の休み、好きなところに連れてってあげるね。どこに行きたい?」
子ども「動物園!!」
親「今はちょっと寒いから…他のところにしない?」
子ども(行きたいところを言ったのに‥‥)「どこだったらいいの?」

自由にどうぞと言いつつ、それはダメと否定しているので
どうすればいいのかと、子どもを混乱させています。

【パターン2】
夫「どう思っているのか、正直に話して。聞くから。」
妻「本当は、ずっと気になってたことがあって…」
夫「そんなことずっと思ってたなんて!もっと早く言ってくれたらよかったのに!!」
妻(まだ、話の途中なんだけど…)「もういいよ…」

聞くよと言いながらも、途中で話を遮り否定したり、
イライラした態度で、話しにくい雰囲気を出しているなど
矛盾していてストレスを感じ、話すことも嫌になっています。

まさに、言ってることと、やってることが違う!!ですね。

ダブルバインドがもたらす悪影響

ダブルバインドを受けた側は
知らないうちにストレスをため込んだり

この人には何を言っても通じない、と
心を閉ざしてしまう可能性もあります。

また、相手が求める答えを答えようとして
自分で考えることをしなくなるかもしれません。

いずれにせよ、よい関係性を築きにくくなります。

もしかしたら、無意識にしているかもしれない!
と思われた方へ。
アイビーマッピング的な解決方法をご提案しますね。

質問を意識してみる

実は質問には、2種類あります。

『オープンクエスチョン』という、
相手が自由に制限なく答えてokな質問と、

『クローズドクエスチョン』という
Yes・Noで答えられたリ、選択肢がある質問です。

「どこに行きたい?」は、オープンクエスチョンです。
だから、さっきの親子の例の場合、
「水族館か科学館、どちらかに行きたい?」と選択肢を作ったり

行きたいところであっても、
「室内で行きたいところある?」と限定しておくことで
相手も答えやすくなりますし、行き違いも減ります。

声に出す前に、今自分がしようとしている質問は
オープンクエスチョン?クローズドクエスチョン?どっちだろうと
頭の中でいったん考えてみるだけで
ダブルバインドを防ぐことに繋がります。

まずは、受け止めてみる

予想した答えと違っていたり
そうじゃないのに!と思うことがあったとき
ついつい反論したくなってしまいます…。

ですが、すぐに言葉にするのではなく、まずは一旦
「あなたはそうなのね」と、
受け止めることを意識してみてください。

「ずっと思ってたなんて!もっと早く言ってくれたらよかったのに!!」と
頭の中では、叫んでいたとしても

「ずっと思ってたことがあるんだね」と、
何もジャッジせずに、ただ受け止めるのです。

もちろん、鬼のような表情をして
怒鳴るように言っちゃダメですよ。

ただ受け止めるだけで、相手も話をしやすくなります。

そして、もしも
「あ、今ダブルバインドやっちゃった‥」と気づいたら
その時すぐに「矛盾していたね」と認めて

「自分が出来ることを協力したいと思ってるから、どう思ってるか聞きたいな」など
言葉を省略せずに、相手に伝え直していけば良いのではないかなと思うのです。

思いは言葉にしなければ伝わりませんし、受け止め方も人それぞれ。

大切な人とのコミュニケーションを楽しむためにも
ぜひ、自分の使う「言葉」を、意識して選んでみてくださいね。

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ありがとうございました。